9歳の少女に託された、80年前の祈り

2026/8/16 · news_lesson #平和 #家族 #歴史 #継承 #終戦記念日 #N3
9歳の少女に託された、80年前の祈り

古い家族写真を見たことがありますか?会ったことのない、おじいさんのおじいさんのことを想像したことはありますか?今日は、ある9歳の少女が、80年以上前に亡くなった家族と心をつなぐ、感動的なニュースを紹介します。

タグ: #平和 / #家族 / #歴史 / #継承 / #終戦記念日

新聞記事#

9歳の少女に託された、80年前の祈り

9歳の少女が果たした、一つの約束#

おじいさんやおばあさんと、大切な約束をしたことがありますか?山形県に住む9歳の明日香さんは、82歳のおじいさん、高野欽一さんと一つの約束をしました。それは、おじいさんの代わりに東京へ行き、ある式に出ることでした。

その式は「全国戦没者追悼式」といいます。約80年前の戦争で亡くなった約310万人の人々を思い出し、平和を祈るために、国が毎年8月15日に行う大切な式です。明日香さんはそこで、献花、つまり亡くなった人のために花を置く役を手伝うという、大きな役割を任されました。おじいさんは病気のため参加をあきらめなければなりませんでしたが、明日香さんは立派に約束を果たしたのです。もしあなたが9歳だったら、こんなに大きな役割を引き受けることができますか?

9歳の明日香さんは、山形県から選ばれた2人の献花補助者のうちの1人でした。

82年間、一度も呼べなかった「お父さん」#

子供の頃、お父さんやお母さんと別れるとき、どんな気持ちだったか覚えていますか?明日香さんのおじいさん、高野さんがお父さんと会ったのは、彼がまだ1歳にもならない赤ちゃんの時が最後でした。米沢駅で、戦争へ行く(出征する)父・栄介さんに見送られたのが、たった一つの記憶です。

栄介さんはフィリピンで、30歳の若さで戦死しました。それから82年間、高野さんは「お父さん」と一度も呼ぶことができませんでした。「一度でいいから呼びたかった」という思いをずっと持っていたのです。今回の追悼式は、そんなお父さんへの気持ちを伝えるための、特別な機会でした。あなたの国でも、家族に関する昔の話をおじいさんたちから聞いたことがありますか?

高野さんがお父さんと最後に会ったのは、生後11ヶ月の時でした。

なぜ、記憶を「継承」する必要があるの?#

あなたの国では、昔の出来事を忘れないために、どんなことをしていますか?日本には、高野さんのように戦争で親を亡くした人がまだいますが、その子供たちの平均年齢は86歳を超えています。つまり、戦争を直接知っている人が、あと数年でほとんどいなくなってしまうのです。

これが「継承」の課題です。悲しい記憶や平和への祈りを、次の世代にどうやって伝えていくか。今回、9歳の明日香さんがおじいさんの思いを「託されて」式に参加したことは、新しい継承の形かもしれません。これはただの昔話ではなく、今の私たちが平和をどう守っていくかという問題につながっています。あなたは、大切な歴史を若い世代に伝えるために、何が一番いい方法だと思いますか?

戦争で親を亡くした子供(戦争遺児)の平均年齢は、今や86歳を超えています。

このニュースは、一人の少女と家族の話ですが、同時に日本の社会がどうやって過去と向き合い、未来へ平和のバトンをつなごうとしているか教えてくれます。あなたの家族に伝わる、大切な話はありますか?もしよかったら、コメント欄で教えてください。

📖 語彙リスト / Vocabulary / Từ vựng#

託す
たくす
N2動詞

9歳の少女に託された、80年前の祈り。

9歳(さい)の少(しょう)女(じょ)に託(たく)された、80年(ねん)前(まえ)の祈(いの)り。

果たす
はたす
N2動詞

明日香さんは立派に約束を果たしたのです。

明日香(あすか)さんは立(りっ)派(ぱ)に約(やく)束(そく)を果(は)たしたのです。

継承
けいしょう
N2名詞

これが「継承」の課題です。

これが「継(けい)承(しょう)」の課(か)題(だい)です。

献花
けんか
N2名詞

明日香さんはそこで、献花、つまり亡くなった人のために花を置く役を手伝うという、大きな役割を任されました。

明(あ)日(す)香(か)さんはそこで、献(けん)花(か)、つまり亡(な)くなった人(ひと)のために花(はな)を置(お)く役(やく)を手(て)伝(つだ)うという、大(おお)きな役(やく)割(わり)を任(まか)されました。

出征
しゅっせい
N2名詞

米沢駅で、戦争へ行く(出征する)父・栄介さんに見送られたのが、たった一つの記憶です。

米(よね)沢(ざわ)駅(えき)で、戦(せん)争(そう)へ行(い)く(出(しゅっ)征(せい)する)父(ちち)・栄(えい)介(すけ)さんに見(み)送(おく)られたのが、たった一(ひと)つの記(き)憶(おく)です。

戦死
せんし
N2名詞

栄介さんはフィリピンで、30歳の若さで戦死しました。

栄(えい)介(すけ)さんはフィリピンで、30歳(さい)の若(わか)さで戦(せん)死(し)しました。

引き受ける
ひきうける
N2動詞

もしあなたが9歳だったら、こんなに大きな役割を引き受けることができますか?

もしあなたが9歳(さい)だったら、こんなに大(おお)きな役(やく)割(わり)を引(ひ)き受(う)けることができますか?

役割
やくわり
N3名詞

明日香さんはそこで、献花、つまり亡くなった人のために花を置く役を手伝うという、大きな役割を任されました。

明(あ)日(す)香(か)さんはそこで、献(けん)花(か)、つまり亡(な)くなった人(ひと)のために花(はな)を置(お)く役(やく)を手(て)伝(つだ)うという、大(おお)きな役(やく)割(わり)を任(まか)されました。

任せる
まかせる
N3動詞

大きな役割を任されました。

大(おお)きな役(やく)割(わり)を任(まか)されました。

向き合う
むきあう
N2動詞

日本の社会がどうやって過去と向き合い、未来へ平和のバトンをつなごうとしているか教えてくれます。

日(に)本(ほん)の社(しゃ)会(かい)がどうやって過(か)去(こ)と向(む)き合(あ)い、未(み)来(らい)へ平(へい)和(わ)のバトンをつなごうとしているか教(おし)えてくれます。

📝 文法ポイント / Grammar / Ngữ pháp#

〜代わりに N3

例文

それは、おじいさんの代わりに東京へ行き、ある式に出ることでした。

関連表現: 〜にかわって
〜(よ)うとする N3

例文

日本の社会がどうやって過去と向き合い、未来へ平和のバトンをつなごうとしているか教えてくれます。

関連表現: 〜てみる
〜つまり N3

例文

明日香さんはそこで、献花、つまり亡くなった人のために花を置く役を手伝うという、大きな役割を任されました。

関連表現: すなわち 要するに

❓ Q&A#

📝 理解テスト

Q1. 9歳の明日香さんは、おじいさんの代わりに何をしに東京へ行きましたか?

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おじいさんの代わりに「全国戦没者追悼式」に出て、戦争で亡くなった人のために花を置く「献花」という役割を手伝うためです。

ポイント

  • 「全国戦没者追悼式」に出るため
  • 「献花」を手伝うため

Q2. 明日香さんのおじいさん、高野さんは、なぜお父さんを「一度でいいから呼びたかった」のですか?

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高野さんのお父さんは、彼が1歳になる前に戦争で戦死したため、82年間一度もお父さんと呼ぶことができなかったからです。

ポイント

  • 高野さんが1歳になる前に父が戦死した
  • 82年間、一度も「お父さん」と呼べなかった

Q3. この記事で、なぜ戦争の記憶を「継承」することが課題だと述べられていますか?

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戦争を直接知っている人の平均年齢が86歳を超え、あと数年でほとんどいなくなってしまうため、その悲しい記憶や平和への祈りを次の世代に伝えていく必要があるからです。

ポイント

  • 戦争を直接知っている人が高齢になっている
  • 記憶や祈りを次の世代に伝える必要がある

このニュースは、一人の少女と家族の話ですが、同時に日本の社会がどうやって過去と向き合い、未来へ平和のバトンをつなごうとしているか教えてくれます。あなたの家族に伝わる、大切な話はありますか?もしよかったら、コメント欄で教えてください。

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